暇なおっさんの挑戦

独身30代おっさんの体験記とお役立ち情報をご紹介!

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歯列矯正(裏側矯正)を始めてから分かったこと

歯列矯正を始めてから8ヶ月が経ちました。

私は2018年の9月に精密検査を受け、翌年の1月から装置を着けています。

歯列矯正を始める前に自分なりに調べたりしましたが、やはり実際に経験しないと分からないことがたくさんありました。

実際に経験して分かったことをまとめたいと思います。

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矯正歯科クリニックは通いやすい場所がいい

私の通っているクリニックは、自宅から1時間弱かかるところで少し遠いです。月に1度ならそれほど面倒ではないと思い、ネットで評判の良いところにしました。

しかし、実際に通い始めると想定外のトラブルが起こります。

装置が外れる

一番困ったのは装置が外れたことでした。私は上下裏側矯正で銀歯が多いので、特に外れやすいです。天然歯と比べ、銀歯と装置の接着は甘くなることが多いためです。

一箇所を除き、下顎の銀歯に着いているチューブ(奥歯)で、4回ほど外れました。また、ワイヤー交換中に装置が外れてしまうこともありました。

GW中に外れたときは仕方なく、自分でワイヤーを切って対処しました。また、予約が込み合ってるときは3日後になることもありました。

ワイヤーが口の中に当たる

調整後、歯が移動するとワイヤーが伸びてくるため、口内の奥に当たることがあります。一時的に痛い場合は、ワックスを付けて誤魔化せるのですが、どうしても食事中に外れてしまいます。

私の場合、ワイヤーが当たる程度では面倒なのでクリニックには行かず、ギシグーを付けて対処しています。ギシグーならば、上手くつければ食事中でも外れません。

このようなトラブルがあっても、近所ならば気軽に行けたと思いますので、少し失敗したかもしれません。

装置の違いはそれほど影響しない

矯正装置の違いで、それほど大きく矯正期間が短縮されないことは理解していました。

私の着けている装置は、日本製のALIASというSTbが改良されたものです。

セルフライゲーションブラケットと言われるもので、ブラケットに開閉式のフタのようなものが付いており、摩擦抵抗を減らせてスムーズに歯が移動できるようです。

また、セルフライゲーションブラケットでない場合、リガチャーワイヤーと言われるもので、ブラケットに固定するため歯科医の手間がかかります。

最近の矯正装置は、どれも進化しており矯正期間に与える影響はそれほどないのかもしれません。

一番大きな利点はチェアタイム(治療時間)の短縮だと思います。毎月、歯列矯正クリニックに通うことになりますが、新しい装置を使うと取り扱いが簡単になるので、長時間調整に時間が取られるということがありませんし、歯科衛生士でも扱うことができます。

装置以外の判断

私は乱ぐい歯であるため、前歯の凸凹を正常な状態にする必要がありました。そうなると、どのようにこの凸凹を治すのかで少し腕の差が出てくると感じました。

私の使っているALIASという装置は、ストレートエッジワイズ法といわれる真っ直ぐなワイヤーで矯正する方法です。

ワイヤーを曲げたりする必要がないので、腕の差が出にくいと思っていました。しかし、乱ぐい歯を治す際に先生がワイヤーを曲げていることに気づきました。

歯が重なっている場合、ブラケットを取り付けることができないため、仮のブラケットを着ける場合があります。実際にはワイヤーを曲げたり、結紮する工程や、パワーチェーンを使って歯を移動させたりしていました。

歯列矯正は、単純に装置にワイヤーを付けて歯を動かすだけではないので、先生の経験やセンスや腕の差が出ると感じました。

上下裏側矯正(フルリンガル)のデメリット

裏側矯正の一番のメリットは、人から装置が見えないことだと思います。矯正していることに気づかれにくいので、人前で話す機会が多い人は良いかもしれません。

実際に上下裏側矯正を初めてみて感じたデメリットを書きます。

滑舌が悪くなる

私は上下ともに同じタイミングで装置を着けましたが、着けた直後はまともに話せないくらい滑舌が悪くなりました。

とにかく最初の一週間はつらく、食事にも苦労しました。

人によっては、すぐに慣れて一ヶ月もすれば普通に会話ができるようになるようです。

私は8ヶ月経っても未だに元通りの滑舌になっていません。

この差はおそらく、もともとの喋り方の癖や、会話をする頻度が影響するのだと思います。たくさん喋る機会がある人ほど、元通りの滑舌に近づきやすいと思います。

私はデスクワークであまり会話をすることがないので、なかなか適応できていないようです。

矯正中は、かみ合わせや歯並びも常に変化するので、その時々によって滑舌が悪くなったりすることもあります。

食事は慣れる

装置を着けたばかりの頃は、とにかく舌に当たって口内炎だらけでした。1ヶ月もするとだいぶ慣れましたが、食事が億劫になり、麺類やカレーばかり食べていました。

また、繊維質の物を食べると装置に引っかかり、気になって仕方ありません。すぐに歯磨きをするようになっていました。

半年くらい経つと、だいぶ食事にも慣れ、これくらい負荷がかかる物なら食べれるということが分かってきて、だいたいの物が食べれるようになりました。しかし、時間はかかってしまいますね。。。

また、食べ物が装置に引っかかるのも、どうしても歯磨きできない時が重なり続けたことで、慣れていきました。

装置が外れやすい

私の場合、奥歯が銀歯のため特に装置が外れやすいです。また、下顎の装置を着ける際に舌が邪魔になるので、着けるのにも時間もかかりました。

本来、外れやすい場合は銀の輪っかを着ける場合もあるようですが、裏側矯正の場合、余計に口内のスペースが狭くなるので、これもつらそうです。

抜歯しているのが見える

抜歯ありで裏側矯正をしている場合、表側に装置が着いていないため、歯がないことが周りから見えてしまいます。

クリニックに言えば、仮歯のようなものを付けてもらうこともできますが、そこまでしっかりしたものではないため、気づかれてしまうこともあると思います。

また、仮歯を着けると歯磨きがしづらくなったりするようです。

矯正装置が見えないデメリット

なかなか滑舌がよくならないので、周りから見れば喋り方がおかしい人に見えてしまいます。

また、食事に関しても慣れればある程度なんでも食べれますが、食事に時間がかかったりすることもあります。

裏側矯正だと周りから見れば分かりませんので、これが逆にデメリットに感じることがあるかもしれません。

仲の良い人であれば、歯列矯正していることを言えば問題ありませんが、毎回説明するのは少し大変かもしれません。

歯列矯正クリニックの満足度

現在通っているクリニックは裏側矯正の経験もあるところで、院長先生は認定医で経験豊富な方です。

とは言っても、実際に治療にあたる先生は別の方で、認定医の資格があるのか、どのような経験があるのかも分からないので、実際にはそこまでこだわる必要もない気がしました。

ある程度の規模のクリニックの場合、複数の歯科医が居る場合がほとんどかと思います。

 

ホスピタリティに関しては申し分ありません。とても対応が丁寧で、何か気になっている点があるか、毎回聞いてくれますので安心です。おそらく、この辺りが人気の理由なのかもしれません。

人気クリニックのため予約が取りづらいのが難点かもしれません。私は自営業のため、時間を合わせることは問題ありませんが、サラリーマンだったら大変だと思いました。

 

不安に思うことは、毎回先生と衛生士が変わることや、予約の取りづらさです。それ以外は概ね満足です。

もし今から歯列矯正クリニックを選ぶなら

今のクリニックにも満足していますが、今から選ぶなら下記のような条件で探します。

  1. 出来るだけ家から近い。もしくは通いやすい場所。
  2. 認定医がいて、実際にその先生が治療してくれる。
  3. 出来るだけ一人の先生が担当してくれる。
  4. 予約が取りやすい、すぐに応急処置に対応できる余裕がある。

クリニック選びとは別になりますが、今から始めるならハーフリンガルにするかもしれません。下顎も裏側だと、滑舌や食事が大変なので、ハーフリンガルだとだいぶ楽だったと思います。

また、矯正装置が見えることがデメリットでしたが、逆に見えることで楽になることもあると感じました。

 

とは言っても、すべての条件にあった矯正歯科クリニックを探すのは大変かもしれません。